介護で怒りを感じたら

認知症の親の介護をしていると、どうしてもイライラや怒り、正直に言えば〇意さえ沸くときすらあります。私が感じた、介護で怒りやイライラ、ストレスなどを感じた時の対策を紹介。

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介護で怒りを感じたら

最終更新日 2022-02-17 17:39

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認知症の介護は怒りやイライラなどストレスとの戦いでもあります。血のつながった両親でも、〇意が沸くこともあります。
認知症の母親と老人鬱の父親の介護を長年続けてきた私なりの、怒りやイライラ解消法を紹介したいと思います。

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介護のイライラ解決法

認知症の親の相手をしていると、ほぼ毎日のようにイライラします。私の場合は、母親が勝手に料理道具をどこかにしまってしまったり、お菓子の食べかすをタンスにしまってあったり、夕食に使おうと思っていた料理の材料を勝手に食べられたり・・・というパターンが一番多かったです。
「さぁ、これから料理をするか!」と意気込んでいるときに、「あれ?計量カップがない!?」とか「菜箸がない!?」というのは日常茶飯事。犯人は決まっているので、母親に問いただすと、「私は知らないよ」と答えるので、さらにイライラは倍増します。

道具を勝手にしまわれる・隠される場合の対策

なので、私の場合は母親の手の届かないシンクの上の棚に料理道具をしまうことにしました。ハサミやペン、トングなど頻繁に使うものもすべて母親の手の届かない棚で、なおかつ料理時にすぐに取り出せる場所にしまうことにしました。
油断できないのは、たまたま出しっぱなしにしてしまう道具があると、すぐにどこかにしまわれてしまう点です。
しかも毎回違う場所なので、「ここだろう」と予測を立てることすらできません。

もう1つの対策は、隠されても隠されても隠しきれない量を用意しておくこと。例えば母親は、すぐにペンをどこかにしまいます。なので思い切って20本入りのペンを購入し、あちらこちらに置いておくことにしました。
この2つの対策で、大抵のものは隠されなくなりました。

以前、母親の部屋を大掃除したとき、大量の箸が出てきました。なので思いがけない場所にしまってしまうことも多々あります。なのでほんと根気比べですよね。

コンロの火の消し忘れ

うちの母親はあまりなかったのですが、以前、プラスチック製のボールをコンロにかけてしまったことがありました。
それ以外にも、火をつけっぱなしにして鍋を焦がしてしまったこともあります。
もうその段階ではほぼ私が料理をしていたので、コンロ自体を使わせないようにしました。
ガス栓を閉じてもよかったのですが、それだといちいち料理をするたびにガス栓を開くのがめんどくさい。
最近のコンロには子供の火遊び防止用に、ロック機能が付いています。多少めんどくさいのですが、コンロを使い終わったらロックをかけるようにしました。

認知症でも一応、コンロが使えないことになっているということはうっすら感じているようで、「使えない、使えない」とたまに言うことがありました。が、火の消し忘れはほぼなくなりました。ほぼというかゼロですね。
というのも、このコンロにロックをするようになってから3か月後、とある事件が起きるからです・・・

しばらく両親と離れる

離れるといっても別居するという意味ではありません。私は家事が済んだらさっさと自分の部屋に戻り、好きなことをするようにしています。すると15分前まであれほど怒り狂っていた私の精神が、スッと落ち着いてくるのです。
それどころか「言い過ぎたかな」と思えるようになります。

私の場合は、この自分の部屋で一人っきりになるというのが一番のイライラ解決策でした。

ネットや本などを見ていると、「散歩する」とか「買い物をする」「運動をする」といった意見もありましたが、私にはまったく逆効果。
散歩すると頭の中は考えることがなくなるので、再び怒りがわいてきてイライラするだけでした。
また買い物もしかり。スーパーで物色しているときに、怒りの原因が頭によみがえってきてイライラ。
運動はそもそもイライラしているときはやる気にならないので、これも私にはあまり効果がありませんでした。

ただ、別の友人にこの話をしたところ、その友人は一人で部屋にこもっていると、逆に過去のイライラの原因が思い出されて逆効果と言っていたので人によるのかもしれません。

昔の両親を振り返ってみる

そしてもうひとつ、私流の介護のイライラ解消法は、過去の両親の写真を見て、両親が苦労してきた道を振り返ってみること。
ここ最近、両親ももう長くないのではないかと思い、両親が使っていた部屋を片付けているのですが、私が今まで見たこともなかった両親の写真がたくさん出てきました。
その中には私が生まれたばかりで、母親が嬉しそうに私を抱きかかえている写真もありました。
やはりこういう写真を見てしまうと、今までのもやもやみたいなものが吹っ飛びますね。

それにうちの両親はダメな私を育てるためにずっと苦労してきたんだと思います。
父親は家族のために、日曜日は畑仕事をして野菜やお米などを収穫していましたし、母親も私たちが手がかからなくなると、パートに出て朝から夕方まで働き、その後、大家族の夕食の準備をしていました。
ふたりとも愚痴や疲れたそぶりは一度も見せたことはありませんでした。
片や私ときたら、すぐに根を上げるしため息を吐くし・・・と、彼らとは大違いです。
なので両親が通ってきた道を思えば、介護で苦労するぐらいは私も味わうべきかな、と思うようになりました。

やらなくていいことはやらない

先ほど「3か月後、とある事件が」と書きましたが、2022年1月、母親の頭蓋骨と脳との間に血液がたまっていることが判明し、急に認知症の症状がひどくなりました。
今までも多少は言っていることが不明な時もありましたが、もうまともな会話すらできないレベルにまで悪化。
私が誰なのか理解しているのか怪しい状態です。
椅子から立ち上がったり、ベッドから立ち上がることも介助なしには出来なくなり、トイレも一人では難しくなりました。

と、同時に一気に私の負担が増えました。起きているときは、常にだれかしら家族が見張っていないといけない状態なので、自分の時間が持てなくなりました。
なので、家事も必要最低限のことしかしなくなりました。というより、する気が起きなくなりました。
今まで風呂掃除や凝った料理を作っていましたが、風呂掃除は週1回に減らしました。
また、凝った料理よりも簡単で栄養のある料理に切り替えました。
例えば「キノコとニンジンがたっぷり入ったみそ汁」「カボチャの甘煮」ですね。
カボチャの甘煮は簡単な割に緑黄色野菜で栄養価も高いので、頻繁につく量になりました。
小さく切ってスプーンで母親の口元に持っていくと食べてくれるので、介護食としてもお勧めします。

また、老人は便秘がちになり、便の処理が一番の介護の苦労になります。なので、なるべく便秘にならないように、食物繊維が豊富なキノコをたくさん使うようになりました。
基本、野菜やたんぱく質は、みそ汁から採るようにしています。切って鍋に入れて煮込むだけなので、ほぼ手間もかかりません。
私の場合は、保温鍋を購入し、具を入れた状態で沸騰したら、保温して食べるときに豆腐と味噌を入れるという感じ。

まとめ

介護と精神的な疲れ、イライラ、怒りは切っても切り離せない介護あるあるです。
でも、母親の認知症が悪化してからは、ほぼ母親に対しては怒りは沸かなくなりました。
もう怒っても仕方がないレベルになってしまったし、注意しても理解すらしてくれません。こうなるともう怒り自体沸かなくなるんですね。
ただ、父親はまだ頭もはっきりしているし、多少は体も動かせるので、イライラしますけれど。(笑)
そんなときは上記に書いたような解消法で対処しています。

最終更新日 2022-02-17 17:39

 

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